ミュージックステーション(2021-05-10)動力火車PowerStation『都是因為愛(Because of Love)』
Manage episode 292166615 series 2545291
最近は、私個人にとってとても嬉しいニュースがあります。1990年代後半に彗星の如く現れた、大人気の台湾の二人組ロックグループ、「動力火車(Power Station/パワーステーション)」が、なんと今年4月23日、5年ぶりにニューアルバムをリリースしました。
「動力火車」は、台湾の原住民族、パイワン族の男性歌手、尤秋興さんと顔志琳さんによって結成されました。2人は子供の時からの知り合いで、23歳の時に同じ志を持って音楽活動をはじめ、25歳の時にグループを結成したのです。英語のバンド名、「パワーステーション」のように、インディーズの時代は、西洋のロックンロールを中心とした音楽で知られています。
1997年、パワーステーションはレコード会社にスカウトされ、デビューしましたが、ロック調の歌を中心とした路線は変わりません。デビュー作の『無情的情書(Ruthless Love Letter/ルースレス・ラブレター)』は、台湾で売上百万枚以上を記録し、大きな成功を収めました。パワーステーションはそれからも破竹の勢いで、海外へ進出、台湾のレコード大賞に相当する、ゴールデンメロディアワードをも受賞しました。
今のパワーステーションは、台湾、中国大陸、シンガポール、マレーシアなど、アジアを中心に絶大な人気を誇っていましたよ。
さて、パワーステーションが先月にリリースした待望の新作は、『都是因為愛 (Because Of Love)』といいます。このニューアルバムでは、パワーステーションは定番のパワフルなロック調の歌ではなく、大人向けの悲しい恋の歌に挑戦しています。5年ぶりに新曲を発表したパワーステーションは、これまでとは違う一面を持って音楽業界に回帰し、ファンを驚かせています。
※5月10日にお送りする曲:
1.「我很好騙/Love me true」(騙されやすい私)
新しい恋を目前に、騙されることを恐れながら、少しだけ期待を抱いているという矛盾した気持ちを描いている歌。
2.「跳上車子離開傷心的台北/Let bygones be bygones」(車に乗って、悲しい台北を離れよう)
パワーステーションの代表曲「忠孝東路走九遍(忠孝東路9回歩き続ける)」の続きとなる歌。原曲の20年後の物語を描いている。
3.「不必説哈囉/Cut Me Dead」(ハローを言う必要はない)
街で元カノを見かけたある男性。元カノが彼氏を連れて、楽しそうに笑っているのを見た男性は、何を思っているのか…
4.「二月/February」
パワーステーションのメンバー、尤秋興さんの奥さんへのプロポーズの歌。二月は、尤秋興さんが奥さんと出会った月。
5.「I’ll be back」(アイル・ビー・バック)
一晩中の音楽でこの退屈な世界を救おう。パーティーにピッタリな一曲。
(編集:曾輿婷/王淑卿)
300 эпизодов